診療していると、近年、食物アレルギーを発症するわんちゃんや猫ちゃんが増えているなと感じています。アレルギーは、下痢や呼吸器症状の他、赤みや痒みなどの皮膚症状で現れます。
アレルギーの原因となる食べ物は、人間と同じように、牛肉、鶏肉、乳製品、小麦粉などさまざまです。中でも、含まれているタンパク質がアレルゲンとなりやすいと言われています。
症状を抑えるために、原因となる食べ物を与えないことが重要です。しかし、それだけでは十分ではありません。
皮膚や毛など体を作るためにはタンパク質が必要なため、タンパク質の除去だけを行ってしまうと、健康な皮膚やツヤのある毛並みなど、十分な体作りができないからです。
そこで、アレルゲンとならないよう消化によいタンパク質がとれる食事が必要となります。低アレルゲンフードなどを活用します。
また、人間と同じ食べ物やおやつも控えましょう。動物にとって消化の悪い食べ物があったり、食品添加物がアレルギーの原因になることもあります。
気になることがあれば、当院へご相談ください。
どうぶつの皮ふ耳専門クリニックStars☎084-982-7037